ダッカ空港の近くには高級ホテルも多く、外国人でも気軽に利用できるスーパーもあるので空港近くに滞在するビジネスマンは多いかも知れません。
でも、旅行者であれば空港近くよりも、グルシャン、ボナニと呼ばれるエリアがおすすめです!
グルシャンには1と2がありますが、歩いて30分ぐらいで移動でき、どちらもダッカの中心的な存在です。
外国人向けのホテル、レストラン、スーパーも多くありながら、屋台やローカルマーケットもあるので、バングラデシュの雰囲気もしっかり味わえる場所です。
そこでこの記事では、空港からグルシャン、ボナニ方面への行き方について紹介します。
初めてバングラデシュに行く方でも簡単なので、ぜひ参考にしてください。
グルシャン、ボナニの基本情報
空港から車で30分ほどのところに位置しており、駐在員も多く滞在するエリアです。
日常的に渋滞が発生しているので、時間帯によっては1時間以上かかることもあります。
ホテルやマンションと思われる高層ビルの建設ラッシュで、グルシャン2からボナニに行く途中には、新しくシェラトンホテルが建設中です。
情勢的に不安定なことも多いバングラデシュでも、このエリアは比較的安全性が高いと言われます。
私が訪れた時は選挙時期だったので、様々なデモが計画されていましたが、グルシャン、ボナニでは特に危険を感じることなく、滞在することができました。
グルシャン・ボナニでも、『スリ対策』や『夜は出歩かない』などの基本ルールは絶対に守りましょう
今回、6~7年ぶりにバングラデシュに行きましたが、以前より道は整備されていて、ごみも確実に少なくなっています。
これまでも活気のある国でしたが、さらにエネルギーで溢れており、今後がますます楽しみです。
ダッカ空港からの移動方法
ダッカ空港からグルシャン・ボナニ方面への移動方法は、以下の3つです。
1.ローカルバス
2.CNG
3.プリペイドタクシー
ローカルバス | CNG | プリペイドタクシー | |
---|---|---|---|
価格 | 数十タカ | 300タカ~ | 1000タカ~ |
難易度 | 高 | 中 | 低 |
メリット | とにかく安い | 台数が多く、利用しやすい | 初心者でも簡単 荷物が多い時に便利 |
デメリット | バス停が分かりずらい 乗降がとても難しい | 価格交渉が必要 相場価格が分からない | 値段が高い |
おすすめ度 | ★ | ★★ | ★★★ |
一番安いのはローカルバスですが、空港前のバス停は分かりずらく、どのバスに乗ればいいのか旅行者が判断するのは無理でしょう。
旅行者が利用できるのは実質、CNGかプリペイドタクシーの2択になります。
それでは、具体的に見ていきましょう。
旅行者でも簡単 CNG:難易度「中」
「CNGってなに?」
CNG(compressed natural gas/圧縮天然ガス)を使用しているため、『CNG』と呼ばれています。
バングラデシュではタクシーよりも身近な乗り物で、定員は3-4名です。
160サイズのスーツケース程度なら、座席の後方部分(写真の黒い所)に置くことが出来ます。
CNGは、空港の到着フロアへの進入が禁止されているので(たまにいますが、本当はダメ)、CNGを利用する場合は、空港前の大通りまで出ましょう(2‐3分)。
CNGの乗り方はとても簡単です。
1.空いているCNGを見つける(空港前の大通りには空CNGが待機している)
2.ドライバーと値段交渉
3.目的地到着
4.支払い、下車
ドライバーとの値段交渉が一番の難所ですが、空港からグルシャン・ボナニであれば300タカ程度です。
渋滞する夕方の時間帯であっても、500タカを超えることはないので、ぼったくられないようにしましょう。
高いけど一番おすすめ プリペイドタクシー:難易度「低」
外国人旅行者が最も利用しやすいのが、プリペイドタクシーです。
CNGと比較して値段は3倍ですが、空港からすぐ乗車できるので楽ちんです。
2つ以上のスーツケースがあるなど、荷物が多い場合はタクシー一択です。
荷物を受け取ってから税関を抜けると、すぐにタクシーカウンターがあります。
タクシーやSIMカードのカウンターがたくさん並んでいるので、迷うことはありません。
値段もいろいろなので、安いタクシーを探しましょう。
プリペイドタクシ―の乗り方は、とても簡単です。
1.カウンターで目的地を伝えて価格確認(交渉の余地あり)
2.支払い、領収書受領
3.ドライバーが来るのを待つ(5分くらい)
4.ドライバー到着後、乗車(タクシーまで案内してくれるのでご安心を)
5.詳しい住所をドライバーに伝える
(例:Hotel ●●●、ボナニ、Road No.X、House No.X)
6.到着、下車
ドライバーによって当たりはずれがあるものの、大きなトラブルが発生したことはありません。
『エリア(グルシャン1、ボナニなど)、Road No.、House No.』、この3つがあれば到着できます。
しっかり住所を伝えて、目的地まで運んでもらいましょう。
空港からグルシャン・ボナニまでは、1000タカくらいです。
1500と言われたこともありますので、ここでもぼったくられないようにご注意ください。
チップはどちらでも大丈夫です。
まとめ
ダッカ空港から市内への移動方法について紹介しました。
旅行者の選択肢としては、CNGかプリペイドタクシーの2択になりそうですね。
今回、久しぶりにCNGとタクシー両方を利用しましたが、私はCNGを選びます。
圧倒的に安いですし、小回りが利くので渋滞でもうまく抜けてくれたりします。
深夜でなければ、そこまで危険はないと思っています。
CNG | プリペイドタクシー | |
---|---|---|
実際の支払額 (ボナニまで) | 300タカ | 1000タカ チップ 100タカ |
おすすめの人 | 価格重視 スーツケース1個くらい 日中の移動 旅慣れている | 女性一人旅 スーツケース2個以上 深夜/早朝の移動 面倒な価格交渉はしたくない |
どんな移動方法でも、絶対に安全!というものはありません。
特にバングラデシュは、旅行の難易度が高いと言われる国なので、常に十分な注意が必要です。
交通マナーが悪く、急ブレーキも頻繁
CNGやタクシーでの居眠りは、絶対にやめましょう
ダッカ到着後はお疲れだと思いますが、目的地到着までもう一息です。
旅行先としてはまだまだ知名度の低いバングラデシュですが、親日国とも言われています。
実際に日本から来たというと、「日本は友達だ!」なんて言われることも珍しくありません。
「いつか日本に行きたいと思ってるんだ」と子供に言われることも多く、なんだかジーンとします。
そんな素敵なバングラデシュなので、多くの方が訪れてくれたら嬉しいです。
みなさんのバングラ旅に、少しでも役立ちますように。
それでは、よい旅を!
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