旅慣れたバックパッカーでも訪れる人が少ない国、バングラデシュ。
あの『地球の歩き方』でさえ、厚さわずか1cmという情報の少なさ…
どんな国なのか、想像すらできない人が多いのも納得です。
バングラデシュってどこにあるの?
日本と国旗が似てるよね
電車の上に人がたくさん乗るんでしょ?
こんなイメージでしょうか・・・
さて今回は、そんなバングラデシュ ダッカに、インドから遊びに行ってきました。
渡航前にビザを取得しようと思いましたが、online申請が結構煩雑なので、
アライバルビザで入国しています。
この記事では、情報が非常に少ないバングラデシュのアライバルビザについて紹介しています。
2023年12月と2024年3月の2回、アライバルビザで入国していますので、
最新情報をできるだけ詳細に紹介していきます。
みなさんの、バングラデシュ旅行のきっかけになりましたら、とても嬉しいです。
バングラデシュってどんな国?
まずは、バングラデシュの基本情報について確認してみましょう。
外務省のデータによると、以下の通りです。
面積 | 14万7千平方キロメートル(日本の約4割、バングラデシュ政府) |
人口 | 1億6,935万人(2021年、世界銀行) |
首都 | ダッカ |
言語 | ベンガル語 |
北海道くらいの面積に、日本の人口より多くの人が住んでいます。
JICAによると、平均年齢はなんと27.6歳! 若くて希望に満ちた国ですね。
日本とは大違いです・・・
そんなバングラデシュですが、
バングラデシュの航空会社 Biman Bangladeshが、2023年9月1日から直行便の運航を開始しました!
今はまだ乗客が多くないようですが、今後賑わっていくといいなと勝手に期待しています。
バングラデシュ入国にビザはいる?
世界パスポートランキング(ヘンリー&パートナーズ社)をご存じでしょうか。
事前のビザ取得なしで渡航できる国・地域の数で、国を順位付けしたものです。
2023年7月のランキングでは3位に後退した日本ですが、最新のランキングでは1位に返り咲きました!
フランス、ドイツ、イタリア、シンガポール、スペイン、日本の6カ国が1位となっており、
194の国と地域にビザなしでの入国が可能です(2024年1月時点)。
194の国や地域にビザなし入国できるのか~ それならバングラデシュも大丈夫そうだね
そう思ったあなた!
残念ですが、バングラデシュへの入国にはビザが必要です。
ちなみに、日本人のビザ料金は無料です。
渡航前に取得する通常のビザも、オンライン申請で難しくはありませんが、
以下のデメリットがあり、取得しずらく感じる人も多いでしょう。
●入力項目が多い
●申請時と受領時の2回、在日バングラデシュ大使館に行く必要がある(パスポートの授受)
●受付時間が非常に短い
上記のデメリットが理由で、私もアライバルビザを選びました。
正直、問題なくビザがもらえるかドキドキしていましたが・・・
アライバルビザの取得方法 4step
アライバルビザの取得方法はとても簡単、たったの4stepです。
1.書類の準備(渡航前)
2.申請書の記入(到着時)
3.申請(到着時)
4.入国
難しい申請書類は一切ありませんので、必要な準備をしっかりしてから渡航しましょう。
2023年12月、2024年3月の2回、インド デリーからバングラデシュ ダッカへ、
アライバルビザで入国しました。
若干手順が異なっていた部分もありましたので、その点も含めて紹介します。
1.渡航前に準備する書類
アライバルビザの取得には以下の書類、情報が必要です。
現地でのトラブルを避けるために、電子ではなく紙に印刷して準備しましょう。
① 帰りの航空券予約
② ホテルの予約確認書
③ 現地での連絡先:ホテルの電話番号など、バングラデシュの電話番号
2023年12月:担当官に見せるだけでOK
2024年3月:コピーの提出が必要(念のため確認したら、提出必須とのこと)
⇒提出分のコピーを準備しておくことをおすすめします
2.申請書の記入
ダッカ空港に到着後、Arraivalの表示に従い階段を降りていきましょう。
階段を降りるとすぐ、ビザ申請カウンターがありますが、まずはArrival Cardを記載します。
Arrival Cardはカウンターに無造作に置かれています・・・
難しい項目は一切ありません。
9. a~cは、Visaに関する項目なので空欄で問題ありません。
全て記載したら、1の必要書類とパスポートを準備して、カウンターに持っていきましょう。
3.申請カウンター
カウンター左には、ビザ料金を支払う銀行がありますが、日本人は無料なのでここはスルーでOKです。
2023年12月、2024年3月いずれも、数人の申請者がいただけで、待ち時間はわずか5分ほどでした。
全ての書類をもって、Hello! と笑顔で行きましょう。
口頭で確認された質問内容と、発給されたビザ日数はこちら
2023年12月 | 2024年3月 | |
滞在日数 | 5日間 | 3日間 |
発給ビザ日数 | 7日間 | 15日間 |
所要時間 | 5分 | 5分 |
質問 | 職業 出国日(滞在日数) | 入国目的 滞在先 必要なビザ日数 |
滞在期間が短かった2024年3月の方が、長いビザを発給されました。
どんな基準なのでしょうか、、、
ちなみに、滞在予定が長い方は、滞在期間すべてのホテル予約をしていない場合も多いと思います。
そこで、ホテルは未定だが長く滞在予定がある場合はどうしたらよいか、聞いてみました。
アライバルビザでの滞在期間は最長30日間です。
担当官:足りない?もっと必要なの?
私:いや、今回は問題ないが、次回の参考に教えていただきたい
担当官:帰りの航空券予約があれば、全日程のホテル予約はなくてもOK。日本は友達だから~
何ともフレンドリーな回答でした。
全日程のホテル予約がなくても、帰国日までのビザは取得できそうです。
ただ、この回答が絶対ではありませんので、くれぐれもご注意ください。
帰りの航空券予約がいつなのか? が重要であるように感じました。
ある程度は融通が利きそうなので、希望日数がある場合は、申請時に口頭で伝えてみましょう。
取得できるかどうかは、担当官次第ですが。。。
4. 入国
パスポートにアライバルビザのスタンプが押されていることを確認したら、いよいよ入国です。
immigrationカウンターに向かいましょう。
アライバルビザ取得者は入国審査が完了しているので、
immigrationカウンターでは、アライバルビザのスタンプを見せるだけでOKです。
列に並び、自分の番が来たらビザスタンプを見せます。
特に何か質問を受けることもなく、「Go, Go」と言われるくらいでしょう。
お疲れ様でした!無事にバングラデシュへの入国完了です。
荷物の受け取り
入国後、預け荷物がある方はディスプレイで自分の便名を確認し、表示されたレーンで待ちます。
20分~30分くらいで受け取れました。
荷物受領後、スタッフが控えと荷物タグを照合しますので、控えを準備しておきましょう。
1.自分の荷物をとる
2.空港スタッフが、預け荷物の控え(チケットの裏に張られている)と荷物タグを照合(全員対象)
3.出口へ進む
4.空港スタッフの指示に従い、対象者は荷物のX線検査(外国人はスルーのことが多い)
5.空港制限エリアの外へ
意外かもしれませんが、ダッカ空港を利用する人はとても多く、
荷物受領から制限エリアの外に出るまでに、30分くらいかかることがあります。
バングラデシュ人の荷物の多さは半端ないので、それが影響しているのでは?と勝手に思っています・・・
時間には余裕を持って移動しましょう。
この先もどうか、お気をつけて・・・
まとめ
バングラデシュは親日といわれていますが、日本人に限らず外国人旅行者にとても優しい国です。
イスラム教には、「旅人(お客さん)に優しくする」という教えがあると、バングラデシュ人から聞いたことがあります。
とても心の温かい国ですよね。
もちろん、どの国でもいい人ばかりではないので、注意すべきことはたくさんあります。
衛生状態も日本とは大きく異なりますので、十分注意が必要な国です。
しかし、なんだかホッとするバングラデシュ・・・
成田空港からの直行便もあり(2024年4月時点)、アライバルビザも利用できますので、
一度バングラデシュを訪れてみてはいかがでしょうか。
みなさんのバングラデシュへの旅が、素敵なものになりますように・・・
バングラデシュのビザ情報は、変更されることも多いです。
渡航前に最新情報を確認してください。
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